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《学びの森の生態図鑑No.10》
「宮城県蔵王野鳥の森自然観察センター ことりはうす」は蔵王山麓にあり、蔵王の山の上で夏を越すいきものたちの通り道となっています。今回はことりはうすの施設とその周辺の野鳥の森で見られる「アサギマダラ」について紹介します。
アサギマダラは渡りをする蝶として有名です。まだまだ謎な部分も多いですが、渡りを行うことや、どこからどこへ移動しているのかなど、マーキングによる調査で明らかになってきています。
野鳥の森では、蔵王山頂付近で夏を過ごすために移動中のアサギマダラが6月上旬ごろ、秋には南下していくアサギマダラに出会うことができます。
北上する個体は6月前後に本州で産卵すると考えられています。7月から8月に蛹化、羽化しその後南下します。秋に産卵されると幼虫のまま冬を過ごし、3月から5月に蛹化、羽化し北上していきます。一生の寿命は7か月前後、羽化してからは4~5か月程度と言われていて、世代交代しながら、春と秋に渡りを行うのです。マーキング調査では2000km以上飛ぶものもいるそうです。風に飛ばされないように石をもって飛ぶこともあるのだとか。体力も力もありますね。
雄と雌の違いは後ろの翅に黒い模様(性標)があるかどうか。黒い模様があるのがオス、ないのがメスです。
北上中のアサギマダラ
蔵王の山頂にむかって北上中のアサギマダラです。フワフワ、ヒラヒラッと複雑な飛び方をします。ところどころで羽を休めたり、蜜を吸ったりしているようです。アサギマダラは特定の花が大好物だそうで、蔵王の山頂付近ではヨツバヒヨドリの群落があり、夏にはそこで乱舞する姿が見られます。
南下中のアサギマダラ}
アサギマダラは渡りをする蝶として有名です。まだまだ謎な部分も多いですが、渡りを行うことや、どこからどこへ移動しているのかなど、マーキングによる調査で明らかになってきています。
野鳥の森では、蔵王山頂付近で夏を過ごすために移動中のアサギマダラが6月上旬ごろ、秋には南下していくアサギマダラに出会うことができます。
北上する個体は6月前後に本州で産卵すると考えられています。7月から8月に蛹化、羽化しその後南下します。秋に産卵されると幼虫のまま冬を過ごし、3月から5月に蛹化、羽化し北上していきます。一生の寿命は7か月前後、羽化してからは4~5か月程度と言われていて、世代交代しながら、春と秋に渡りを行うのです。マーキング調査では2000km以上飛ぶものもいるそうです。風に飛ばされないように石をもって飛ぶこともあるのだとか。体力も力もありますね。
雄と雌の違いは後ろの翅に黒い模様(性標)があるかどうか。黒い模様があるのがオス、ないのがメスです。
北上中のアサギマダラ
蔵王の山頂にむかって北上中のアサギマダラです。フワフワ、ヒラヒラッと複雑な飛び方をします。ところどころで羽を休めたり、蜜を吸ったりしているようです。アサギマダラは特定の花が大好物だそうで、蔵王の山頂付近ではヨツバヒヨドリの群落があり、夏にはそこで乱舞する姿が見られます。
南下中のアサギマダラ}
この個体はすでに翅がボロボロになっていました。どこまで南下できるのでしょうか・・・。
南下途中休憩
撮影したこの日はちょっと風が強い日でした。フワフワ飛んでいると飛ばされてしまいそう。風が収まっている間にうまくここにつかまり、少し休憩している様子でした。後ろの翅にはっきりと黒い模様が見えますので、これはオスの個体ですね。
交尾中?2頭のアサギマダラ
写真矢印部分にアサギマダラがいます。野鳥の森でこの2頭を見かけたのは6月の上旬のこと。1頭のアサギマダラの下に何かぶらさがっている?と何枚か写真を撮って確認したところ、ぶらさがっているのもアサギマダラでした。交尾しながら飛ぶ蝶もいるようなので、もしかしたら交尾中だったのでしょうか。
(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)
南下途中休憩
撮影したこの日はちょっと風が強い日でした。フワフワ飛んでいると飛ばされてしまいそう。風が収まっている間にうまくここにつかまり、少し休憩している様子でした。後ろの翅にはっきりと黒い模様が見えますので、これはオスの個体ですね。
交尾中?2頭のアサギマダラ
写真矢印部分にアサギマダラがいます。野鳥の森でこの2頭を見かけたのは6月の上旬のこと。1頭のアサギマダラの下に何かぶらさがっている?と何枚か写真を撮って確認したところ、ぶらさがっているのもアサギマダラでした。交尾しながら飛ぶ蝶もいるようなので、もしかしたら交尾中だったのでしょうか。
(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)