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《学びの森の生態図鑑No.5》

チョウが飛び交う季節です。

ひらりふわりと舞い落ちては浮かび上がるそんな様子を「ああ、きれいだなあ・・・」と眺めているのが幸せです。

チョウの寿命は、夏に生まれたもので1ヶ月程度、秋に生まれたものは越冬して5ヶ月程度です。すべての生き物たちと同様に次世代に命をつないでいかなくてはなりません。昆虫類の中で『卵→幼虫→サナギ→成虫』という完全変態の進化を選んだ不思議さも神秘的です。

県民の森ではまだ会ったことはないけれどアサギマダラは海を渡ってやってきます。チョウが飛び交う季節です。

ひらりふわりと舞い落ちては浮かび上がるそんな様子を「ああ、きれいだなあ・・・」と眺めているのが幸せです。

チョウの寿命は、夏に生まれたもので1ヶ月程度、秋に生まれたものは越冬して5ヶ月程度です。すべての生き物たちと同様に次世代に命をつないでいかなくてはなりません。昆虫類の中で『卵→幼虫→サナギ→成虫』という完全変態の進化を選んだ不思議さも神秘的です。

県民の森ではまだ会ったことはないけれどアサギマダラは海を渡ってやってきます。



初手は、王道を行きます。カラスアゲハ

クロアゲハ    

オナガアゲハ    

キアゲハ     

​アゲハチョウは大型でとても目立ちます。アゲハの仲間の多くの幼虫ははミカン科の木の葉を食べます。キアゲハはセリ科。チョウの幼虫は種類によって食べるものが決まっているのです。



ニシジミ     

アゲハチョウと比べるとはるかに小さくちょこちょこと飛び回ります。くるくると花を回りながら蜜を吸う様子もかわいらしい。食草はスイバやギシギシなどタデ科

ヤマトシジミ    

ルリジシミによく似たヤマトシジミ。区別は翅の裏側の模様が1番わかりやすいのですがこれは表だけでした。小さな翅の裏側にある不思議な斑点の模様で種類が違ってしまうのです。食草はカタバミ。カタバミのある所ならどこにでもいる強者です。

ミナガシ    



アワブキ科の木の葉を食べます。『墨流し』とは模様そのままの古風なお名前です。



アカボシゴマダラ   

きれいなのですが、特定外来種。めっちゃ作業着から吸水しています・・・一体何を???



「県民の森」にはもっとたくさんのチョウたちがいます。そして、目を向けてみるとみなさんの住んでいる周りにもきっとたくさんのチョウたちが住んでいますよ。

最後に、チョウの数え方をご存じですか?1羽?1匹?実は『1頭』・・・牛や馬のようですね!昭和20年代から専門書に表記され始めたようで、学術的には『頭』が定着しています。イギリスの動物園での数え方が『head』であり、そこにチョウもいたため、というのが通説になっているようですが、諸説あるよう・・・

明治大正の日本の文壇では芥川龍之介も夏目漱石も『1羽』と表記しています。その昔の日本ではなんと数えていたのでしょう?

(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)



 


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