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《森の植物の歳時記》[267]【クロモジ(黒文字)】  

雑木林など、落葉広葉樹林の中に生えている木で、和菓子に添えられる楊枝を作る木として知られています。

諸説ありますが、樹肌に黒い文宇の如き斑点があるためというのが一般的な語源とされています。クロモジに含まれる精油は、抗菌作用、リラックス効果が立証されています。古くから日本の暮らしに馴染んでいる香りで、懐かしさや落ち着き、安心感を感じると言われる方が多いようです。

古い時代には、枝を削り、先を穂のように砕いて、房楊枝(今の歯ブラシのようなもの)として使われたりしていました。これも、クロモジの持つ芳香のリラックス効果や抗菌作用を期待たものと思われます。

江戸時代には小さい楊枝が作られるようになり、菓子楊枝の他に、今でいう歯間ブラシのようなものも作られるようになっていきました。デザインもいろいろ、大きさもいろいろ、使い道もいろいろとなっていきました。旅に持ち歩けるように、小さくて細いおしゃれな楊枝も作られていました。

雌雄異株で、早春に咲く黄色の花、特に雄花は華やかに春を演出します。

近年国産材で作られた楊枝をほとんど目にすることがなくなったことは残念です。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)



クロモジ   















クロモジの箸  



クロモジの房楊枝



クロモジの楊枝



 


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