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【学びの森の自然図鑑13】
全国に207か所ある“ニッセイの森”の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」は、宮城県森林インストラクター協会が日常的に管理しており、森およびその周辺で見られる樹木・植物等の様子を「学びの森の自然図鑑」として紹介させていただきます。
今回は「ESD学びの森」周辺を散策して発見した春の植物達をご紹介します。
[1枚目の写真]
ショウジョウバカマが花を咲かせていました。早春の花の代表的な植物の一種です。
[2枚目の写真]
冬には青々としていたアオキの実はすっかり赤く熟していました。
[3枚目の写真]
フキはここ最近の暖かさでグーンと背が伸びました。日に日に成長していく様子を観察するのはとても面白いです。
[4枚目の写真]
ネコノメソウも葉を広げだしていました。名前の由来となった縦に細く裂ける果実を見られるようになるのは、もう少し先の楽しみです。
[5〜6枚目の写真]
ヤエムグラを発見。ヤエムグラの茎には細かい棘があり、他の植物に寄りかかり、この棘を引っかけて立ち上がります。子ども達は見つけたヤエムグラをこっそり他の人の服にくっつけて遊んだりします。
[7枚目の写真]
先日開催した自然観察会で1人の子どもが発芽したトチノキの実を見つけました。秋頃地面に落ちた実は様々なネイチャークラフトの材料として活躍しますが、発芽した実を見たのは初めてです。でも実際には身の回りにはこうした実が沢山あり、将来的には立派な木に成長していくのかもしれません。
[8枚目の写真]
ちょっと変わった形のキノコが生えていました。「ベニチャワンタケ」の仲間で「シロキツネノサカズキモドキ」というキノコです。オレンジ色(赤色)の鮮やかな傘と全体に生えた白い毛が印象的です。指で触れたりすると数秒後に白い胞子を出す特徴があります。
[9枚目の写真]
早春の花と言えば忘れてはいけないのはカタクリですね。大きな葉の影からはつぼみが見えていました。こちらも間もなく下を向く姿が特徴的な花が咲くと思います。
[10枚目の写真]
一本の茎から2輪ずつ花が咲くことから名がついたニリンソウもこれからの季節沢山の花が見られそうなくらい、至る所に葉が茂っていました。
今後も「学びの森の自然図鑑」では、「森から考えるESD学びの森」周辺の森の様子を随時お伝えしていきます。次回もお楽しみに!
(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)