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《森の植物の歳時記》 [160]  【ヒュウガミズキ(日向水木)】

石川県から兵庫県の日本海側の限られた地域の岩場に自生する植物で、宮崎県の日向には自生していません。別名で、小さなトサミズキを意味するヒメミズキが訛ったとの説があります。また一説に、明智日向守光秀の所領だった京都北部、丹波地方に多く自生するこことからつけられた名前とも言われます。

黄色の色が濃くて、やや大振りな花が7~8輪が連なるトサミズキに比べて、黄色の色も淡く、小さい花が1~3輪連なる花穂は2㌢ほどで短く、控えめで可憐だと言われます。その可憐さが人気なのでしょう。

日当たりの良い場所であれば、比較的育てやすい植物で、公園樹、庭園樹として植えられているのを多く見かけます。

本来は3~4月頃に咲く花なのですが、たまに10~11月頃に狂い咲きしているのを見かけます。日当たりの良い、風当たりの弱い壁沿いのような場所で咲いていることが多いようです。探してみるのを一興かもしれません。



廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)







































ヒュウガミズキ狂い咲き


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