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【学びの森の自然図鑑-12】

 全国に205か所ある“ニッセイの森”の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」は、宮城県森林インストラクター協会が日常的に管理しており、森およびその周辺で見られる樹木・植物等の様子を「学びの森の自然図鑑」として紹介させていただきます。

今回は冬真っ只中の「ESD学びの森」での発見をご紹介します。

[1枚目の写真]

 ジャノヒゲの実を見つけました!遊歩道上に別名「リュウノヒゲ」とも呼ばれますが、細い葉がヘビや竜の髭に見える事が名前の由来です。鬱蒼と生えている葉にひっそり隠れるように実が生っていました。

[2枚目の写真]

 赤いのはヤブコウジの実です。センリョウやマンリョウと共に、「ジュウリョウ」と呼ばれる正月の縁起物です。

[3枚目の写真]

 昨年末からほとんど雪が降らない暖冬のため、マンサクの花は一部咲き出してきました。吹き戻しに似た可愛い花です。日が経てばもう少しピンと伸びた花になると思います。

[4〜5枚目の写真]

 「ESD学びの森」には沢山の針葉樹が生えていますが、その代表的なのがスギです。雄花はだいぶ大きくなって来ました。人によってはこれからの季節、目の敵にしてしまうかもしれない樹種ですが、材木として広く活用される無くてはならない木です。

[6〜8枚目の写真]

 頭の先から幹の根本まで緑色(青い)アオキも多く見られる常緑樹です。雄と雌の木があり、雄(8枚目)の木には蕾が生っていますが、雌の木(7枚目)には緑色の実が生っていました。この実は春頃にはキレイに赤く熟してきます。

[9〜10枚目の写真]

 雑草が生い茂る時期には中々見ることができない、ヒノキの実生苗を見つけました。葉の裏には特徴的なY字の白い模様もあります。こんなに小さな苗ですが長い年月が経てば立派な木に成長してくれます。

 今後も「学びの森の自然図鑑」では、「森から考えるESD学びの森」周辺の森の様子を随時お伝えしていきます。次回もお楽しみに!



(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)








































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