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《森の植物の歳時記》㉒ 【トベラ(扉)】

【トベラ(扉)】

海岸林に多く生育します。実は白く、裂けると赤い種子ができます。赤い実に小鳥が引き寄せられてくるかも。葉は、分厚く縁が裏にやや巻くことが多いです。

ちぎると臭気があるので地方によっては節分に枝を扉にはさみ、鬼を防ぐ風習もあるようです。ここから別名「トビラ(扉)の木」とも言うそうです。

身近な自然にもいろいろな風習があるのですね。

余談ですが漢字では海桐花(トベラ)と書きます。俳句では「海桐の実」として秋の季語にもなっています。



千葉県森林インスタラクター会 会員 増田伸一氏





















 



 


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