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長野修平のWOOD and NATURE LIFE「竹箸づくり」

本日は『竹箸づくり』というテーマで、紹介をさせていただきます。
写真と併せてぜひご覧ください!

動画の登載先はこちら

~以下、長野氏コメント~

我が家では毎年新年を迎えた後、新しい箸を削ります。自分で作る竹の箸は家族それぞれの成長や意向に合わせ、長さや太さを変えながらこれからの1年美味しく健康にご飯を食べようという願いも込めています。

箸という漢字が竹冠になっているように、実に竹が合っていると常々感じています。竹の繊維が真っ直ぐでとても作りやすい、抗菌殺菌効果があるとされる通り非常に長持ち、使うほどに色艶も良くなります。また染み込んだ油が硬化することでカビにくく手により馴染むようになっています。

作りたての緑から飴色に変化していくのも楽しみつつ、自分の手に合った竹箸。竹の生える竹林は放置林も繁殖力の強さから民家が道路までに広がってしまう竹害も良く耳にします。是非、竹を利活用し、まずは竹箸から作ってみてはいかがでしょうか。


「長野修平 WOOD AND NATURELIFE 〜稲藁のクリスマスリース」


イメージ写真


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竹林から除伐した孟宗竹。節や竹身に白い粉が多いほど若い竹


道具:竹用ノコギリ、竹割のDIYナイフ(刃が厚く両刃)、木工用ナイフ、木のハンマー、紙やすり(60番、120番)、塗料(エゴマ食用油)


完成した竹の箸と箸置き


作りたての竹箸で炊き立てご飯を掬う「美味しそう」


長野修平家で20年間作り足しながら使用している竹箸


箸の長さを決める(箸を持つ手の親指と人差し指を90度に開いた幅の1.5倍の長さ)


竹用ノコギリで切る


DIY用ナイフで竹を割る(刃が厚く両刃:モーラナイフ プロロバスト)


割り箸サイズに破り終えた竹。ここれを半分に割って削っていく


昔からの削り方。膝上に厚手の布を当て、木工用ナイフを固定し竹を引いて削る


工作用削り台を使ってナイフを動かして削る方法


紙やすりで仕上げる(緑の皮目は磨かずそのままで)


竹の枝が出た箇所の窪み溝を箸置き材として活用