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《森の植物の歳時記》⑤ 【ノブドウ(野葡萄)】

【ノブドウ(野葡萄)】
秋の空を思わせるような色で人気を集めますが、その実態はノブドウの実にタマバエの仲間の幼虫が侵入した姿、いわゆる虫こぶ(ノブドウミフクレフシ野葡萄実膨れ五倍子)です。夏に咲いた花が受粉を完了するころに、タマバエの仲間が卵を産み付け、秋になると鮮やかに色づきます。残念ながら、人間は食べられません。

写真・解説:千葉県森林インスタラクター会 広畠真知子氏(元千葉都市緑化植物園 緑の相談員)