フォーラムメンバー紹介

荒川区立尾久宮前小学校

1、学校紹介

本区は東京都23区の北東に位置し、隅田川に接している。本校は昭和9年開校で創立82年を迎える。児童数は290名である。JR山手線田端駅から徒歩15分。校庭は全面舗装されていて敷地に土が少ない。夏は校庭の蓋を開け、縦15mのプールを使って水泳指導をしている。都電荒川線(東京で唯一残る路面電車)が、学校から歩いて5分ほどのところを走り「宮ノ前」電停がある。近隣に豆腐屋・銭湯などがあって、下町の情緒が色濃く残っている。本校はユネスコスクールである。

新潟県三条市南蒲原郡栄町(人口11,641人)しらさぎ森林公園付近で植林を実施している。栄町は新潟県中央部に位置する。植林をする土地は三条市が借り上げている。地域には三条市立の栄中学校と栄中央小学校・栄北小学校・大面小学校がある。本校は大面小学校と毎年植林の際に交流をしている。栄町では、現在栄中学校がブナの植林を継続している。そのため栄の三つの小学校は中学で全員がブナの植林を体験することになっている。

平成15年から「新潟県みどりの百年物語」に参加し既に14年になる。

三条市のご協力で「宮前ブナの森」をご提供いただき、「栄ブナの会」の方々と協力しながら毎年植林をしている。本校児童が植林をするが企画の主体は「宮前ブナの会」という保護者・地域の方々による活動である。

平成27年度は岡山で「学校の森子供サミット」にも参加した。

 

2、活動内容

今年は一日目に今まで使っていた植林地の手入れをした。カマで下草を刈り、木にからまったツルやよけいな枝を払い落とした。カマの扱いに慣れていないことが心配されたが、誰も傷つくことがなく無事作業が済んだ。その後地元の婦人部の方々が、自生している食用の植物をてんぷらにしてくれた。皆で賞味したがとてもおいしくて参加者皆が喜んでいた。
二日目は新しい植林地での植林になった。いつも急な斜面で大変な作業であるが、今年は苗木が小ぶりだったため作業は円滑に進んだ。特に宮前ブナの会メンバーは慣れていて、道具や苗木のバケツリレーはチームワークよく運べた。穴を掘りそこに苗木を入れる。そして杭を打ち、苗木と杭をひもで結ぶ。苗木が締めつけられないよう注意し最後に名札を付けて植林は完了した。
その後地元の小学生と「丸太切り競争」を行い、昼食はいつものカレーライスをいただき終了した。これからも植林を継続し、環境について考え行動できる子供を育てていきたい。

 

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