1. 学校の森フォーラムとは
  2. 取組み状況まとめ

学校の森チャート

学校の森では様々な取組が展開されていますが、財団が2013年度から2015年度の3年間に亘って開催した復興支援シンポジウム“広がれつながれ学校の森”で発表頂いた延べ34校の活動の活動を振り返ると「楽しい」を基本に据えながら各校ユニークな活動を展開しています。幾つかの視点で共通する特長等をあげると以下のような内容となります。

1.藪だらけの森は宝の山だった!

外部団体の協力でスタートが切れた、また切ろうとしている学校
(柴田、北上、藤尾、西住、小里小学校)

2.木や草のことを知らない先生は児童・生徒の目線に立てるので逆にそれが強み!

「驚き」、「知らないことを知りたい」が児童・生徒の自主的な行動の入口です。木の名前を覚えることでなく、児童・生徒の自発的な「こうしたい」、「学びたい」を誘発することが、「生きる力」につながる教育の第一歩。木の名前くらいは専門家を呼べばすぐに解決。先生は児童・生徒の興味を引きだすファシリテーター。
(発表全校)

3.校庭が学校の森に変身!

豊かな自然に囲まれた山の学校、都会でも珍しい地続きの森を持っている学校等が多い。一方で、森の自然も大切ですが、身近な自然に気づくことの基本に立ち返って取組みを行っている学校もあります。
校庭の森を使った学校(南材木町小学校、松木中学校)、山の活動と身近な自然を題材にした活動の組み合わせ(藤尾小学校他)等も見られます。

4.PTAや地域とのつながりが厚みのある教育環境を生み出す!

外部団体の協力で机上では出来ない授業を実施している学校
(西粟倉、豊ケ丘、泉松陵、愛子、川前、南材木町、松島第5小学校、三条中学校)

5.総合的な学習で目指す児童・生徒の能力を育む絶好の場!

殆どの学校が総合的な学習の時間を学校の森に充てているが、総合的な学習の時間以外の教科も併せて学校の森を活用しているケースが多い。(西粟倉、豊ケ丘、泉松陵、愛子、川前、生平小学校他)
また、より一層児童・生徒の自主性を引き出せる時間として「特別活動」に着目している学校の森は、ユニークな活動に繋がっている。特に授業時間がタイトな中学校では有効な手立て。(大衡小学校、下橋、松木中学校他)
また、ESDや環境教育に学校全体で取組む中で、学校の森をその重要な要素としている学校もユニークな活動を展開している。(豊ヶ丘、西粟倉小学校、下橋中学校他)

6.学校の森での学びを他校と交流して、自分たちの取組みをより深いものに発展させる!

体験・発表という段階の学校も多いが、更に交流というステップを踏むことによって他者の目をそこに持ち込むことでの成長を期待している学校も存在している。(西粟倉、豊ケ丘、泉松陵、北上、一勝地、久木野、田上小学校、下橋中学校他)

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