フォーラムメンバー紹介

北九州市立赤崎小学校

1、学校紹介

本校は、福岡県北九州市若松区の北部に位置し、北側には広大な埋め立て地、玄界灘が広がっています。北九州市では、公害を克服した経験を生かし、「環境首都」を目指した街づくりが行われています。学校北側の埋め立て地には、エコタウンと呼ばれる廃棄物を再利用したり資源化したりするための工場群があり、廃棄物ゼロをめざしています。空き缶やペットボトル、家電や自動車など様々な廃棄物が資源として生まれ変わっています。

 本校は、その地域の特性を生かし、平成15年度より、総合的な学習の時間の中で、地域の人やもの、ことを環境の視点から取り上げ、体験活動を通して地域で生きる人々の生き方に触れ、自己の生き方を考えさせる学習を積み重ねてきました。平成25年には、ユネスコスクールに登録申請し、認定されました。

 エコタウン周辺の埋め立て地は、長い年月の間に草木が育ち、雨水がたまり、様々な生き物のすみかになっています。中でも、響灘ビオトープは、もともと廃棄物処分場だった広大な跡地が整備され、たくさんの野鳥、昆虫、水棲生物が見られるようになっています。希少種の野鳥やトンボなども確認されています。そんな貴重な環境を守るため、本校の子どもたちは、様々なエコ活動に取り組んでいます。

 

2、活動内容紹介

春には全校で響灘ビオトープに遠足に行きます。自由時間には広い園内を散策します。珍しいトンボが見つかるかな?

後方に見えるのは石峰山。北九州市では、石峰山からこのビオトープまでを緑の回廊でつなげようという「鳥がさえずる緑の回廊づくり」に、行政や市民、企業、NPOなど市を挙げて取り組んでいます。

秋には、近くの自然の家の森で、どんぐり拾いをします。どんぐりと言っても、マテバシイやウバメガシなど種類によって大きさや形が違うことに気づいていました。拾ったどんぐりは、市環境局が管理する「どんぐり銀行」に預けて植樹できるようになるまで育ててもらいます。

 成長したどんぐりは、「緑の回廊植樹会」に参加して植樹します。この植樹会には、市民、行政、企業などからたくさんの人が参加します。北九州市が自然豊かな街になるよう本校の子どもたちも活動しています。

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