里山での田植え
1、H27学校の森教育研究推進支援校活動報告はこの頁の最下段にあります。
2、学校紹介
本校は、金沢市の南東部の丘陵地に位置し、創立明治6年の古い歴史を歩んでおります。
近年、金沢市近郊の急速な都市開発の影響で毎年、150名前後の1年生が入学するなど、在籍児童が毎年、増加しております。今年度の在籍数は751名ですが、来年度は780名程度、再来年度は800名を超え、5年後には900名前後になると予想され、金沢市でも珍しく、児童数が増加傾向にあります。県外出身者や海外からの児童も多く見られます。
元々、本校は豊かな田園地帯にあり、児童数もそう多くはありませんでした。しかし、学校の周囲に住宅地が開発され、学校と隣接した地域に金沢大学・北陸大学が建設され、山側環状道路もでき、それに伴い、商業施設などが数多く建てられました。急速に開発が進められていますが、一方、里山の豊かな自然が残されている地域が混在しています。山間部の俵地区の小学校が閉校となり、2014年度より本校区域に加わりました。俵地区の児童はスクールタクシーで、太陽が丘区域の児童はスクールバスで登下校をしています。
居住者も増え、都市化が急激に進んだため、里山からクマやサルの出没があることが悩みです。今年も通学路でクマが横断したなどの情報が頻繁に入ります。遠くから通う児童は、クマよけの大きな鈴をランドセルにつけて登校しています。豊かな自然を存分に観察させたいという思いがある一方、クマの遭遇を避けるための注意もしなければいけないという現状があります。
学習では、5年生が里山地域のわき水などを利用した稲作活動、モリアオガエルやホタルなどの観察を進めるなど、豊かな自然環境を利用した学習活動を行っています。また、3年生が俵地区の自然観察活動を行います。全校的には、地域の竹林から竹を30本以上いただき、高齢者施設に赴き、一緒に七夕の飾り付けを行うことなどもしています。
里山での田植え
地域の竹林から切り出した竹で高齢者の方と七夕飾り
きじ