写真は5年の国語説明文の学習の発展として、木に聴診器を当てて水を吸い上げる音を聞こうとしているところです。音は聞こえませんでしたが、木の一番高い所まで、水を吸い上げている木の生命力に驚きました。
【財団注釈】:木が水分や養分をやりとりするのは細胞レベルでの働きですから、人間の耳で聞こえる範囲の音はしません。
聞こえないのが正解です。
1、H27学校の森教育研究推進支援校活動報告はこの頁の最下段にあります。
2.学校紹介
私たちの学校は東京都の南西部にある八王子市にあり、創立140周年を超える長き歴史と文化を育んできた学校です。近くにはニュータウンの高層住宅が建ち並び、都市化が急速に進む一方で本校は、由木丘陵の上に立ち、緑地に囲まれた学校です。
3.本校の学校林
この山の上の校舎が建てられて40年を過ぎますが、ここ10年近くは学校林の活用、保全活動があまり行われず、この1年あまりで、その価値が再確認され、整備、保全活動、教育における活用が進められています。本校の学校林は、「タケノコ掘り竹林ゾーン」「自然観察保全ゾーン」「眺望野外ゾーン」「竹林森のアクティブゾーン」の4つのゾーンニングをしています。
4.授業での活用
社会科や理科、生活科や総合的な学習の中で学校林を活用した活動を行っていますが、まだ、十分な実践の蓄積は図られておらず、実践の蓄積→指導計画への反映が今後の課題です。下の写真は5年の国語説明文の学習の中で、実際に木が水を吸い上げる音を聞いているところです。今後は、こうした特色ある学習活動を創出していきたいと思います。また、学校林を保全するために高学年の児童が竹を伐採する活動も行っています。
5.保護者、地域の方々と共に活用
稀少な植生をたくさん残している本校の学校林。季節折々の生き物の観察会を保護者、地域の方々と行っています。また、この豊かな学校林を愛する人の輪を広げていこうと、児童、教職員、保護者、地域の方々、卒業生で「由木西小グリーンファミリーズ」を発足しました。森の保全活動を行ったり、竹を使って遊具を作って楽しんだりしています。
6.選ばれる学校になるために
本校は現在67名の児童数です。上記のような体験が学力向上や豊かな人間性につながっていくことを検証していくことで選ばれる学校に変容していきたいと考えています。児童に毎月アンケートをとり、下記の機会にその成果と課題を開いていきたいと思っています。
由木西オープンキャンパスの開催内容
日時 平成28年2月10日(水)
ねらい ・家庭や地域に由木西小の教育について理解していただき、さらに由木西小学校が選ばれる学校に成熟していく機会とする。
内容①4・5時間目・・話し合ってきた共通のメソッドを取り入れた授業、めざす学校像の具現化に迫る授業公開をします。
②給食試食会を行います。
③6時間目以降・・ 由木西の取組について「成果と課題」を忌憚なく協議しましょう
写真は5年の国語説明文の学習の発展として、木に聴診器を当てて水を吸い上げる音を聞こうとしているところです。音は聞こえませんでしたが、木の一番高い所まで、水を吸い上げている木の生命力に驚きました。
【財団注釈】:木が水分や養分をやりとりするのは細胞レベルでの働きですから、人間の耳で聞こえる範囲の音はしません。
聞こえないのが正解です。
「由木西小グリーンファミリーズ」の活動の様子です。