フォーラムメンバー紹介

庄東小学校

☆ 3月13日H28年度学校の森研究推進校報告書アップされました。

 

1、学校紹介

 富山県砺波市立庄東小学校は、散居村やチューリップで知られる砺波市の北東に位置する児童数220名の小学校です。校区は県民公園「頼(らん)成(じょう)の森」を含む山林と一級河川の庄川の間にあり、校庭にはサクラやナラ、ヒメリンゴ等多数の樹木が植えられています。グラウンドの一角は「庄東の森」と呼ばれ、子供たちが四季の自然に親しみながら遊んだり学習に活用したりしています。

 本校では、毎年6年生が「花とみどりの少年団」に入団して様々な活動をするほか、4年生が椎茸植菌体験、5年生が巣箱製作と巣箱掛けを行って6年生まで観察しています。平成25年には、その活動が認められ「みどりの奨励賞」を受賞しました。

 平成29年には、富山県で第68回全国植樹祭が開催されます。本校は、その際植樹するための「苗木のホームステイ」事業に参加し、秋に「頼成の森」で集めたドングリの芽出しを行っています。

2、活動内容紹介

毎年、県内各地で行われる「とやま森の祭典」に参加して、植樹を行っています。平成26年は、小矢部市で無花粉杉の苗を植えました。樹木に関するクイズや木材を使ったクラフト等も楽しみました。

 

9月、フォレストリーダーに解説していただきながら、頼成の森の樹木を観察しました。

頼成の森には様々な樹木がありますが、鳥や動物、樹木どうしが関わり合って生きていることを教わりました。

また、杉の人工林は、手入れが必要なことも分かりました。

平成26年10月、頼成の森で開催された「森づくりボランティアのつどい」に参加しました。記念植樹を行い、芽出しをするためのドングリをたくさん拾い集めました。ポットに植えて、3年後の全国植樹祭まで育てる「苗木のホームステイ」に取り組んでいます。

 

秋には、校区で「乳母懐(ばあとこ)の窯」という炭焼き窯を持っていらっしゃる方にお世話をいただいて、炭焼き体験をしています。窯に入れる前よりも、重さがとても軽くなって驚きました。炭火でかき餅を焼いて、火力の強さを感じながらおいしくいただきました。炭の広い用途や広葉樹の伐採が他の樹木への日当たりを良くして森を育てること等も教わりました。

 

5年生の秋に、間伐材を利用して巣箱を作って、校庭の樹木などに掛けます。

一年後、外して営巣の状況を調べます。今年はほぼ全ての巣箱が利用されていましたが、残念ながらねらいのヤマガラやシジュウカラの巣ではありませんでした。

2、3年前には、苔がぎっしり詰まったヤマガラの巣もあったのですが・・・。

11月、4年生が椎茸植菌を体験しました。

フォレストリーダーに手伝っていただいて、ナラの木にドリルで穴を空け、菌コマを打ち込みました。6年生が二年前に植菌した物には、大きな椎茸がなりました。

このページの先頭へ