樹木が子孫を残す仕組みと戦略をテーマにして、ムクロジ・センダン・アラカシ・メタセコイア・イロハモミジ・クスノキなどの校庭の樹木の不思議を観察します。
1、学校紹介
長岡京市立神足小学校は明治6年に開校した学校で、平成25年度に創立140周年を迎えました。現在は学級数21、児童数484名の規模で、校区にはJR長岡京駅と阪急長岡天神駅が位置するなど交通の便が良いため商業地・住宅地として栄えています。
本校は、平成21・22年度の2年間、文部科学省からコミュニティスクールの研究指定を受け、校区自治会等の各種団体で構成する神足小学校コミュニティスクール運営協議会を設立しました。以来、「学校を地域の絆で広がる学びと活動の舞台に」をテーマとして様々な教育活動に取り組んできています。
中でも環境学習はその大きな柱の一つで、ビオトープやグリーントンネル、里山学習、商店街のLEDランプ製作など、学校施設を環境教育のフィールドとして、様々な形の体験型環境学習プログラムを導入しています。学年ごとにステップアップしながら環境問題について学び実践するとともに、地域全体で児童の成長を見守っていただいています。 里山について学ぶのは3年生で、校庭と長岡京市の西域に位置する西山を舞台に学習を進めています。まず、NPO法人の皆様にお世話になって、校庭の樹木の不思議について観察します。次に、西山森林整備推進協議会の皆様にお世話になって、ドングリの栽培と植樹、柴や薪を集める西山の森林整備といった体験活動を行っています。
2、活動内容紹介
樹木が子孫を残す仕組みと戦略をテーマにして、ムクロジ・センダン・アラカシ・メタセコイア・イロハモミジ・クスノキなどの校庭の樹木の不思議を観察します。
昨年、西山で集めたドングリを学校で育て、苗木を西山キャンプ場周辺に植え戻す活動を行います。
西山で集めた柴や薪は、図書室の薪ストーブに使っています。
地域の方に中庭に井戸を掘っていただきました。井戸水は低学年の栽培活動に使っています。また、災害時には非常用水として使えます。
井戸水は、中庭の池やビオトープにも使っています。ホタルの飼育にも挑戦しています。
4年生が世話をするグリーントンネル。ゴーヤ・ヘチマ・フウセンカズラ・リュウキュウ朝顔などを育てています。トンネルの中はとても涼しいです。
5年生が世話をする田んぼ。校内の水田で、田植え・稲刈り・脱穀などを体験します。稲わらは、竹林の手入れに使います。
6年生が世話をする校内の竹林。たけのこは長岡京市の特産物で、ホリという道具を使ってたけのこ掘りをします。6年生が掘ったたけのこは、3年生が皮をむき給食に使います。