「参勤交代の道」野根山街道
江戸時代の参勤交代に思いをはせながら、野根山街道の歴史についても学習します。
奈半利小学校は、高知県の東部にあります。南国インターチェンジをおり、右に雄大な太平洋を眺めながら、国道55号線を東へ約50㎞のところです。
奈半利町は、古くは野根山街道の起点として、また、紀貫之の「土佐日記」に那波の泊と記されているように陸上・海上交通の要衝でした。初代土佐藩主 山内一豊が土佐に入国する際にも、野根山街道を利用していますが、その後も、野根山街道は藩主の参勤交代に利用されています。
本校では、30年ほど前から「野根山街道散策」が学校行事として続けられています。その内容や目的は、時代によって若干異なりますが、「自然に親しむ体験」、「郷土の歴史を学ぶ」をキーワードとした活動になるよう工夫がなされてきました。
本校の本年度の全校児童数は116名で、高知県では中規模の学校です。学校教育目標は、「夢に向かって、自ら考え、判断し、行動できる実践力と豊かな人間性をかねそなえた児童の育成」で、「子どもたちの夢や希望がかなう楽しい学校づくり」をめざして、教育活動を展開しています。
また、学校周辺は、海(土佐湾)・山・川(奈半利川)と、三拍子そろった自然豊かなところです。澄んだ水、山々にこだまする小鳥の声、まっすぐな陽射し、四季折々の花々、そのような中で、子どもたちは自然の恵みを全身で感じながら、たくましく成長しています。校庭にも、たくさんの木々が育ち、草むらでは季節の虫を見つけることができます。
これからも、自然の恵みを大切にして、それらを生かした特色ある活動を実践していきたいと思います。
「参勤交代の道」野根山街道
江戸時代の参勤交代に思いをはせながら、野根山街道の歴史についても学習します。
旧藩林
ガイド役の安芸森林管理署の方から、植林の歴史について説明を聞いています。
宿屋杉でハイポーズ!
おしくも室戸台風(昭和9年)で倒壊してしまいましたが、かつては胸高16.6m、高さ32m、樹齢千年以上と言われ、根元の空洞は広さ4畳半ほどもあり、旅人4~5人が泊まることができたそうです。