サイトマップ
文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

ニュース

《森の植物の歳時記》 [112] 【コスモス(秋桜)】

1977(昭和52)年、山口百恵さんが「淡紅の秋桜が秋の日の・・・」と歌って大ヒットしました。日本の秋を彩る花として広く認知されている花です。

原産地はメキシコの標高1600m以上の高地です。原産地ではピンクで稀に白花があるようです。明治の初めころ渡来しました。コスモスは美しいという意味のギリシャ語“kosmos”に由来します。日本名はアキザクラ(秋桜)ですが、コスモスという方が一般的になっています。性質はいたって丈夫で、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育ち、明治末には日本全土に広まっていたようです。作り出された品種が多く、様々な色が見られます。

典型的な短日植物で、夏に種を播き、日照時間が短くなると開花する植物の代表とされていましたが、近年、ちょっと事情が変わってきました。日長に影響されず花を咲かせる品種が出回っています。春に播種して夏には開花する品種は、アジサイとコスモスが咲く光景を演出できます。

キバナコスモスは、同じメキシコ原産の植物ですが、コスモスの色違いではなく、別の植物です。



廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)



































早咲きコスモス





キバナコスモス


個人情報保護方針サイトのご利用にあたってサイトマップ
公益財団法人 ニッセイ緑の財団
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-17
Tel 03-3501-9203 Fax 03-3501-5713