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【学びの森の自然図鑑⑤】ドングリ


全国に203か所ある“ニッセイの森”の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」は、宮城県森林インストラクター協会が日常的に管理しており、森およびその周辺で見られる樹木・植物等の様子を「学びの森の自然図鑑」として紹介させていただきます。



 第5回目は「ドングリ」についてです。

 「ドングリ」とはブナ科の果実の俗称です。特にカシやナラ、カシワなどコナラ属の木の果実を指します。

形や大きさも樹種によって全く違うので見比べるのも、とても面白いです。




 1枚目の写真のように今の時期だと、地面に沢山のドングリが落ちています。中には3枚目の写真のように何かニョロっと飛び出た個体も見つかりますが、これは根です。

ドングリはリスやネズミなどに拾われ、冬場の餌として保存するために埋められた物の中で、食べられることなく残った物が発芽して成長します。

ドングリは乾燥に弱いため、地面に落ちているだけでは発芽は難しいのです。しかし中には4枚目や5枚目の写真のように地表で発芽して、成長している物もいます。

冬場の自然観察というと冬芽や葉痕、野鳥、雪上等での動物の痕跡を探す「アニマルトラッキング」が主ですが、足元では着々と春への準備が進んでいます。

まだもう少し先にある春への訪れを探しに是非森へ来てみてください。

今後も「学びの森の自然図鑑」では、身近な樹木や植物を分かりやすく紹介していきます。次回もお楽しみに!

(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)





















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