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《森の植物の歳時記》⑳ 【ヤマラッキョウ(山辣韭)】
【ヤマラッキョウ(山辣韭)】
秋の草原を彩る花の一つです。千葉県では印西市辺りでも見られますが、何といっても国の天然記念物に指定されている成東・東金食虫植物群落で咲き乱れる花は圧巻です。
ラッキョウの花に似ていますが、ラッキョウのように鱗茎を食べるという話は耳にしたことがありません。生育が稀ですから、食べるなどとは畏れ多いですね。
稀に白花もあります。花後、果実から種子の出る姿、種子が出尽くした後の姿も印象的です。
千葉県森林インスタラクター会 広畠真知子氏(元千葉都市緑化植物園 緑の相談員)