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【学びの森の自然図鑑⑦】春の山野草

【学びの森の自然図鑑⑦】
 全国に204か所ある“ニッセイの森”の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」は、宮城県森林インストラクター協会が日常的に管理しており、森およびその周辺で見られる樹木・植物等の様子を「学びの森の自然図鑑」として紹介させていただきます。

 第7回目は「春の山野草」についてです。
 今「ESD学びの森」周辺では1枚目の写真のようにニリンソウが見頃を迎えています。多くの花が1本の茎から2輪ずつ咲くことが名前の由来となっています。林床一面に咲く様子はとてもキレイで印象的です。若葉は山菜として昔から食用とされてきましたが、有毒のトリカブトとの誤食事故も起きているため、注意が必要です。
 2枚目の写真は「ヤマブキソウ」です。ヤマブキに似た明るい黄色い花が特徴です。花びらの数で見分ける事は可能です。
 3枚目は「エンレイソウ」です。春の森の中で一際目立つ3枚の大きな葉を開きます。花弁を持たないためわかりづらいですが、残念ながら花は散っていたようです。
 ただ4枚目の写真のように白い花弁を持つ「シロバナエンレイソウ」は花を咲かせていました。
 森の中では今、どんどん花が咲き始めました。野鳥や虫達も出始め、森はこれから更に賑わいを見せてくれると思います。
 今後も「学びの森の自然図鑑」では、身近な樹木や植物を分かりやすく紹介していきます。次回もお楽しみに!
(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)