【カラタチバナ(唐橘)】 センリョウ、マンリョウなどと並んで、正月を寿ぐ献歳植物の一つに挙げられます。万両、千両に続いて百両とされています。夏に咲く白い小さな花の姿がミカンの仲間、タチバナの花に似ることからの命名とされています。 雑木林の薄暗い林床に近いところで育つため、気づかれることは少ないのですが、江戸時代頃から鉢植えにして楽しまれています。稀に白い実をつける株もあります。 廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)